老朽化した空き家の問題
そろそろ冬支度の時期になりました。雪国では老朽化した空き家が積雪で倒壊するという厄介な問題が出てきます。全国の多くの自治体が老朽化した空き家に悩まされている。
空き家条例なるものが施行されて、行政が危険と判断した家屋は強制撤去することができる。
不審者が出入りして火事の危険。風水害で倒壊の危険。雑草放棄で害虫の発生原因など苦情が多い老朽化した家屋が急激に増えた原因はなんだろう。
理由の一つに高齢化が大きな原因らしい。
独居の高齢者が施設などで亡くなり自宅がそのままになってる事例が多い。
理由はそれだけでない。
老朽住宅の相続人は人が住めない物件であればさっさと取り壊せば良さそうなものだが、おっとどっこいそう簡単にいかない訳がある。
訳とは固定資産税にある。
老朽空き家住宅を撤去した場合な、な、な、な~んと
固定資産税が6倍近くまで増加しちゃうという現象をご存知ですか?
現行の固定資産税制度には住宅用地を優遇する特例があって、住宅が建ってさえいればその土地の税金が6分の1に軽減される。
ところが住宅を撤去されると優遇特例は適用されなくなり一挙に税額が跳ね上がるという仕組み。
自費で老朽住宅を撤去して更地にすれば6倍の固定資産税が課税されるので所有者は、土地を活用する方針も売却する考えもなければそのまま放置して自然に倒壊してから撤去する方法を選ぶのも合理的な選択となる。
行政が強制撤去できる云々という法律の前に固定資産税の仕組みを変革しなけりゃ「老朽空き家問題」は無くならないと思う。
一番怖いのは、不審者が出入りして、火災を起こすと大変な事件になりますよね?


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